2023.09.25 03:42白崎にて描きながら枯山水が頭に浮かんだ。たくさんのご縁や結びつきで作品が変容していく、まるで自然の理のなかで完成されていくようだ。ひとつの事象は色々な捉え方ができる。時間薬でもいい、良薬は口に苦し故に難いこともあるけれど、のちのち滋養にできたらいい。わたしは“今”この絵がたくさんの恩恵と豊穣を授かってひろがりのなか産まれていると感じて幸せに想っています。少しずつ白崎のあの山並みに成っていく(生っていく)、...
2023.07.12 08:13SHIRASAKI 縁この絵は、白崎の2億5千万年以上前の古生代ペルム紀に形成された石灰岩をモチーフにしています。ただ描きながら人生の中で巡り合うご縁が線となって表れて出逢ったと思ったら離れたり、また巡り会ったり、そして全く出逢わなかったり、そんなことも彷彿とされ、描く時間が長い旅路のようにも感じられました。タイトルに「SHIRASAKI」とはじめつけてみたのですが、そこに「縁」もプラスして「SHIRASAKI 縁」と...
2023.01.04 15:06お年賀お世話になっているRig yogaさんのお年賀を今年も描かせていただきました。描きながら「明けない夜はない」と脳内に浮かびながら一色ずつ塗り重ねました。まるで祈りを重ねるようだと夢見心地なことも脳裏に浮かんで小っ恥ずかしくもありましたが、本当に機会授かり感謝です。2023年は癸卯。十干の10番目にあたる癸と、十二支の4番目にあたる卯の組み合わせで、十干十二支では40番目にあたる組み合わせ。陰陽五行...
2022.11.27 14:44朔風払葉 木の葉生徒さんから美味しいお蜜柑をいただいた、嬉しい〜美味しい〜ありがとうございます。「先生よくありがとう言うね」そんなことを言われた金曜日。思えば20年前と比べてみると「ありがとう」と言葉にする頻度は格段に上がったと思う。風に吹かれて落ち葉がひとところに集まるように巡り巡ってということもあるけれど、自分がこんなにも恵まれた人生をおくることが出来ていることがとても不思議であり、感謝が追いつかない、という...
2022.11.17 11:15金盞香 一生と装い 末端にこそ神宿る末端に心が現れる通勤中のバス車内、往来の人のスマートフォンをタップする指の速度によって視えてくる心の速度。手から伝わるものってありますね、昔踊りの先生に「末端にこそ神宿る」と言われたことを思い出し、ときどき指先の先端まで意識して過ごします。そういえば20代の頃はもっとお金がなかったから自分の服はよく自分で縫った。洋裁、和裁をする母からは「あんた、よくこんな作り方したな」とか「裁断が...