朔風払葉 木の葉
生徒さんから美味しいお蜜柑をいただいた、嬉しい〜美味しい〜ありがとうございます。
「先生よくありがとう言うね」
そんなことを言われた金曜日。
思えば20年前と比べてみると「ありがとう」と言葉にする頻度は格段に上がったと思う。
風に吹かれて落ち葉がひとところに集まるように巡り巡ってということもあるけれど、自分がこんなにも恵まれた人生をおくることが出来ていることがとても不思議であり、感謝が追いつかない、という気持ちもある。
「ありがとう」という言葉をわたしが言うことが出来るのは全て周りのおかげ。本当に果報者だと沁みてまた感謝です。
言葉は人を変える。
そして自分が発した言葉を一番近くで自分が聞いているということ。
傷を生む言葉を発すると言うことは投げかける相手よりも先に自分を傷つけているということを忘れてはならない。
“丁寧な生き方“改めてよく考える。
例えば暮らしのリズムが崩れたとき、気づいたときに無理のない範囲で手間暇かけてご飯を作ってみる。眉間をゆるめてみたり、奥歯の噛み締めをほどいたり。所作を気にかけてみる。
そして言葉を大切にすること、語尾を抑揚をコントロールして円やかに変えていくこと。
北風が木の葉を散らす時期。
奇しくも言葉の中にも葉。
はらりはらり、かさかさかさ、寒さも増す。
明日の第一声は?
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