天地始粛 感嘆詞

世界には既に全てあって、一瞬たりとも同じ色彩はない。
昔、大学の映像の先生とフィルムっていうのは光の点滅の連続だから、とかなんとかデジタルとフィルムの違いの話をしたことを唐突に思い出す。当時デジタル映画の勢いが増しフィルム映画を凌駕しそうなことを私も先生も憂いての会話だったと思う。確かにフィルム映画だからこその体感があるよね、と。光を浴び続けるのだから。そんな頃にポール・トーマス・アンダーソンが映画ザ・マスターを70ミリで撮影したのは本当に痺れました。
儚いと捉えるか、潔いと捉えるか、ひとつの物事に対しての捉え方は様々だけれど、太陽がただ在り続ける様に万物がそれぞれにただ在って全うしているだけなのではと思ったとき、それらが生み出す景色をただただ見てみたい、と希う。
季節は日々移り変わって、例えば空の模様も今の全てが現れていて趣き深く面白い。今見上げる空は明日にはもう見れない、かも。まるで光の点滅。
そこにはもう感嘆詞くらいがやっと出たらいいところ。

太刀魚と無花果が食べごろだとか。
処暑も次候。
過ぎ去るなぁ。

ғɪʟʟᴇ ᴇᴛ ᴄʜᴀᴛ

ᴅᴀɴᴄᴇʀ/ᴘᴀɪɴᴛᴇʀ/ʏᴏɢᴀ ɪɴsᴛʀᴜᴄᴛᴏʀ ɪɴᴛʀᴏᴅᴜᴄɪɴɢ ᴛʜᴇ ᴀᴄᴛɪᴠɪᴛɪᴇs ᴏғ ᴋʏᴏᴋᴏ ɴᴏʙᴜᴄʜɪ.

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